鋳造技術
鋳造の流れ
01.ご相談・受注 02.設計 03.模型製作 04.溶解 05.造砂 06.中子製作 07.鋳型を造る 08.成分分析 09.鋳込み 10.型バラシ 11.仕上げ 12.検査及び試験 13.塗装・色付け 14.出荷- 01
ご相談・受注
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メール、お電話、FAXなどお気軽にお問い合わせください。
技術的なご相談や図面がすでにある場合は、サイズ、数量、材質等をお伺いさせていただきます。
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設 計
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製品が量産時にスムーズに流れる様に打ち合わせを行い、それに基づいてレイアウト図と金型設計図を作成します。
- 03
模型製作
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金型の設計図に基づき糸鋸や3Dプリンターを用いてマンホール蓋の細やかな模様を作成します。鋳物に適した模型を丁寧に製作します。
- 04
溶 解
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材料となる鉄は、リサイクル資材を使用し電気炉で1500℃以上の高温で溶かし、副資材を添加し製品に適した溶湯を作ります。これを「湯」と呼びます。
- 05
造砂
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鋳型を造型するのに必要な川砂にコンスターチ等様々な添加をし鋳物砂を作ります。
- 06
中子製作
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鋳型内に中空部を作る為に「中子」と呼ばれる鋳型をセットします。これにより部品などを組み付けるための空間ができます。
- 07
鋳型を作る
(機械込め・手込め) -
模型に型枠をセット鋳物砂を流し込み押し固め、湯口穴、中子のセットなどを行い、鋳型を作る。
● 機械込め作業
● 手込め作業
- 08
成分分析
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溶湯の成分含有量を発光分光分析装置で測定し必要な含有成分が適切か、強度等に影響出ないか確認します。
- 09
鋳込み
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取鍋に電気炉から溶湯を移し、造型した鋳型の湯口から注湯します。
● 機械込めした鋳型に注湯
● 手込めした鋳型に注湯
- 10
型バラシ
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湯を流し込んだ鋳型を自然冷却したのち鋳型を振動で壊して製品を取り出します。
〈ショットブラスト〉
鋳型から取り出した製品には砂が残っているため、直径2mmの鉄球をぶつけて付着している砂を取り除きます。湯口などの不要な部分は切り離して再利用します。● 型バラシ
● ショットブラスト
- 11
仕上げ〜検査
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〈サンダー〉
合わせ面にできる鋳バリ等をグラインダーで取り除き製品を仕上げていく
〈機械加工〉
外周部の機械加工を行い受枠とぴったり合う様にします。
- 12
材質検査
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製品ごとに規格に準じた外観、材質、寸法、機能の検査を行います。
- 13
塗装・色付け
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静電粉体塗装装置で塗料の粉を静電気で付着させ、熱を加えて焼き付けます。
さらに、カラーマンホール蓋は、樹脂系の塗料を模様へ流し込み、表面保護のトップコートを塗布し完成します。● 塗装作業
● 色付け作業
- 14
出荷
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様々な製造工程、検査工程を経た製品をお客様の注文に応じ、出荷し各事業体へと送り届けられます。